実家帰省で腰を抜かしました…年金6万円・85歳父の通帳を興味本位で覗いた50歳次女、〈出金1,000万円〉に仰天。父「タンス預金をしていたんだが…」続きの話に大後悔【FPが警鐘】

実家帰省で腰を抜かしました…年金6万円・85歳父の通帳を興味本位で覗いた50歳次女、〈出金1,000万円〉に仰天。父「タンス預金をしていたんだが…」続きの話に大後悔【FPが警鐘】
(※写真はイメージです/PIXTA)

うちの親に限って――そう信じる子どもは多いかもしれません。しかし、着実に歳を重ねる親は、時に思いもよらない困難に直面し、誰にも言えずに苦しんでいることもあります。そんな現実を知った時、私たちは初めて「親の老い」を実感するのではないでしょうか。本記事では、Aさん(仮名)の事例とともに、親の老後に起こりうる金銭トラブルについて、社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が解説します。

エミン・ユルマズ氏、杉原杏璃氏、特別講演決定!
THE GOLD ONLINE フェス2025 SUMMER
~あなたの財産を守る・増やす・残すための大展示会~
★8月23日(土)/東京国際フォーラムB5・B7

決まって「大丈夫」の父

Aさんは姉と二人姉妹。大工として、長年現場の第一線で活躍していた父は、腰痛の悪化を理由に、75歳で引退を決意したようです。母が亡くなった当初は、ほとんど家事をやらない父の一人暮らしに不安を抱いていたAさん。しかし、帰省のたびに意外にも順調そうな父の暮らしぶりをみて、「ごみ屋敷になってなくてよかったね」と、姉と笑い合っていました。

 

個人事業主だった父の年金は、国民年金部分の老齢基礎年金(月6万円)しかありません。しかしAさんは、生前貯蓄を頑張っていた母の通帳に2,500万円の預金があることを確認済み。父の年金生活を案じていた姉妹でしたが、通帳の預金額から、老後の生活もなんとかなりそうだと話していたことを覚えています。

 

そう頻繁には帰省できない実家

Aさん姉妹はそれぞれ結婚したあと、都内で暮らしています。実家は隣の県ですが、Aさんは無免許、姉はペーパードライバーのため、実家に帰る際の移動手段は主に電車とバスです。しかし電車では乗り換え等で2時間かかるため、帰省は年に1、2回程度。普段はSNSや電話で連絡をとりあっていますが、「お父さん、ちゃんとご飯食べている? 体調は大丈夫?」とAさんが聞いても、父は決まってひと言「大丈夫」と返すだけです。

 

子どもの受験が無事に終わったAさんは、報告を兼ね、久しぶりに帰省しました。家の中はいつもどおり変わりなく、なにごともないようにみえます。しかし、Aさんは父の様子にどこか違和感を覚えました。

 

8/23(土)THE GOLD ONLINE フェス2025 SUMMER 連動企画
「THE GOLD ONLINE 川柳コンテスト」作品募集!

※募集期間:6月1日~8月13日

次ページ父の預金通帳を覗いて仰天

※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧