エミン・ユルマズ氏、杉原杏璃氏、特別講演決定!
THE GOLD ONLINE フェス2025 SUMMER
~あなたの財産を守る・増やす・残すための大展示会~
★8月23日(土)/東京国際フォーラムB5・B7★
ファンやマニアがプロを凌駕するケースは珍しくない
個人の投資家は、ファンドマネージャーやアナリストといったプロには太刀打ちできない。そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。
たしかに、彼らは国内外の大学や大学院で最先端の金融や経営を学び、豊富な情報ソースやマンパワー、そして大きな資金力を駆使して市場を分析しています。
しかし、広範囲にわたる業界や企業を網羅的にカバーしなければならず、1社1社を深く掘り下げるにはどうしても時間とリソースの限界があります。結果として、その分析や知識は“広く浅く”になりがちになるという弱点を抱えています。
一方、推し投資家は「好き」という情熱を原動力に、とことん深掘りできます。日常的に推し企業の製品やサービスを使い込み、SNSやコミュニティで推し企業のユーザーの声を拾う。まさに、寝食を忘れるほど推し企業を追いかけることで、プロのアナリストをもしのぐ知識を得ることが可能なのです。
たとえば、私はTeslaの大ファンです。毎日Tesla車を運転し、自宅には太陽光発電システムまで導入しているため、製品やサービスの強みはもちろん、弱点も体感的に把握しているつもりです。あるときTeslaに問い合わせをした際、担当者よりも私のほうが自動運転用コンピューターについて詳しく、思わず苦笑いしてしまったほどです。
同じように、ファンやマニアがプロや本職を凌駕するケースは決して珍しくありません。鉄道ファン(いわゆる鉄オタ)は、車両の型番や走行音の違い、時刻表の細部まで驚くほど詳しく、鉄道会社の社員や経営陣顔負けの知識を持っていることがよくあります。
芸能の分野でも、好きな俳優や映画監督の作品を片っ端から観ているファンのほうが、映画評論家より深い視点を持っていることがよくあります。
あるいは、楽天ポイントを熱心にためている楽天ファンであれば、「楽天市場のUIをこう変えれば、もっと使いやすくなるのに」といった改善案や新サービスのアイデアを日常的に思いつくこともあるでしょう。
誰に頼まれるでもなく膨大な情報や数字を追い、分析するだけでは見えてこない「現場感覚」に気づけるのは、マニアならではの強みです。
推しの企業に夢中だからこそ、情報収集や勉強が苦になりません。むしろ新しい情報や、まだ世間が気づいていない情報を得るたびにワクワクする。好きでたまらないからこそ、どんどん知識や経験が積みあがり、プロでも網羅しきれないような領域まで踏み込んでいけるのです。
こうした「好きこそものの上手なれ」の姿勢が、広く浅い分析にとどまりがちなプロを上回るアドバンテージをもたらす源泉になるのです。
8/23(土)THE GOLD ONLINE フェス2025 SUMMER 連動企画
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※募集期間:6月1日~8月13日